家づくりコラム
2024.07.05
静岡で39℃を記録した日に考える「夏に涼しい家」
社長の松尾です。昨日、静岡市で39.3℃と観測史上一番の暑さを記録しました。さらに電気代の価格もどんどん上がっています。これはいつまで続くのでしょうか?これから家を建てる方は、どう対策するべきかお話します。
気温もエネルギー価格も上がりっぱなし
エネルギーの価格高騰が止まりません。
一体これはいつまで続くのでしょうか?
残念ながら、この先エネルギーが安くなる要素はなさそうです。
インドの人口が世界一となりました。
すこし前の中国を思い出してください。
世界的に見て、1人当たりのエネルギー消費が増加することで
日本に入ってくる原油価格はますます上昇するでしょう。
先日、1ドル160円を超えました。
そのうち200円くらいまで行きそうですね。
その時エネルギー価格は2倍~3倍まで上昇すると唱える経済学者もいます。
私も同感です。
じゃあどうするの?
選択肢は2つです。
①高いエネルギーを買うために生活費を節約したり、一生懸命働く。
②高いエネルギーは買わないように、出来る限り省エネ&創エネをする。
省エネ と 創エネ
両方ご説明しますね。
省エネと創エネ性能を高めた家とは?
まず省エネの家とは。
断熱(だんねつ)+遮熱(しゃねつ)+気密(きみつ)
断熱は、屋内の気温を一定にする働き
遮熱は、太陽の熱をブロックする働き
気密は、外気が入り込む隙間を小さくすることです。
この三つが揃った家が省エネ性能が高いと言えるでしょう。
そして創エネとは。
字の通り、エネルギーを創ること
太陽光発電です。
現在、弊社で家づくり進行中14組のお施主様のうち
実に12組のご家族がソーラーを設置されています。
「遮熱」が夏に涼しい家には不可欠です
上に挙げた3つのうち、断熱、気密はもう有名になりました。
家づくりを考えている方はほとんど耳にしたことがあると思います。
では「遮熱」はどうでしょう?
弊社では「タイベックシルバー」という遮熱シートを外周面にラップのように施工しています。(屋根は別の遮熱を施しています)
先日の話です。
34度の猛暑日に清水区の建築途中の家で
お客様と現地立ち合いをさせて頂きました。
午後1時の一番暑い時間帯です。
一番暑い時にお客様をお呼びして申し訳なかったなぁ、、と
車から降りて、現場へ足を踏み入れると、、。
「あれ?涼しい?」
建築途中なので遮熱シートと屋根のみです。
当然ながらエアコンは設置されていません。
それでも、自然の木陰にいるような感覚でした。
遮熱恐るべし!
さて、今日も静岡は暑いです。
明後日の予想気温はまた39℃を超えるそうです。
これからの家づくりは「夏、涼しい家」も重視した方が良さそうですね。
いえ、もはや必須です。
太陽光でエネルギーをつくり、
省エネの家で使用エネルギーをミニマムにする。
そうした自給自足の家が、特にこれからの時代は安心なのではないでしょうか。
こちらのコラムで「遮熱」について詳しく書いています。
良かったら読んでみてください。