家づくりコラム
2023.08.08
断熱だけじゃNO!暑い日本・静岡には必須の「遮熱(しゃねつ)」について
工務の横澤です。暑い夏が続いています。外に出ると肌を刺すような紫外線がジリジリと。最近の夏は嫌だなぁと思っている方も多いのではないでしょうか。今日はこれから家を建てる方に考えて欲しい「遮熱」の重要性についてお話します。暑い静岡には必須!なんです。
もう断熱だけでは足りない時代です
実に12万年ぶりの暑さらしいです。今年の夏は。
12万年ぶり..と言われてもピンときませんが、とにかくめちゃめちゃ暑い!ということはわかります。
さて、こんな暑さだとクーラーは必須。
しかも在宅時は常にかけている方も多いと思います。
「高気密・高断熱の家ならクーラーの効きもいいし、電気代もそんなにかからないよね」
と、思われている方。
正解です!
ただ、断熱と同じくらい大切なものがあります。
それは、「遮熱(しゃねつ)」。
アイムホーム松尾工務店では、
日本の家、静岡の家には絶対に遮熱が必要だと考えて、
数年前から標準で遮熱シートの施工を行っています。
この写真は施工中のもので、シルバーのシートが遮熱シートです。
外周面にぐるっと隙間なく施工しています。
断熱と遮熱、何が違う?どう違う?
「断熱」は熱を断つけど、溜め込んでしまう
断熱は、その字の通り、熱を断つものです。
断熱材を入れることによって、壁の内部に伝わっていく熱の量を小さくすることです。
ただし、断熱材は熱を溜め込む性質があります。
わかりやすく言うと、断熱材はふとんです。
ふとんを太陽の下で干すと熱を溜め込んでふかふかになりますよね。
夏場は、その状態で家が包まれていることになります。
暖かい布団に包まれた状態で、クーラーをかけているんです。
だから、クーラーを切ったとたん
じわじわと断熱材から熱が室内に伝わり、温度が上がっていきます。
夜になっても寝苦しいのは、断熱材に溜まった熱のせいなのです。
そこで!断熱材に熱が伝わらないようにするために必要なのが、
遮熱です。
「遮熱」は熱を遮る、反射させるもの
車のフロントガラスにアルミ製のカバーをつけたことありますか?
アルミで太陽の光を反射させるだけで、
車内の温度が違いますよね。
家も同じで、太陽の熱を反射させるものを
家の外周面に施すことがとても大事になります。
断熱材に熱が貯まるのを防いでくれるので、
クーラーの電気代も抑えることができます。
そして、保たれた家の中の温度を
適度に保つ仕事をしてくれるのが、断熱材、というわけです。
「断熱」と「遮熱」はどちらも欠かすことができないということは
お解かりいただけましたでしょうか?
アイムホーム松尾工務店では、静岡で快適に暮らせる家をいつも追求しています。
定期的に行っている構造見学会では、
施工された断熱材と遮熱シートを実際にご覧いただけます。
ぜひ、新築される方は「遮熱」も気にしてみてくださいね!