家づくりコラム
2021.08.02
高気密・高断熱+創エネ(太陽光)の話
スタッフながよしです。高気密高断熱の話の2回目です。今回は「創エネ(太陽光発電)」の話も交えてお伝えしたいと思います。太陽光発電を付けようか迷っている方の参考になればと思います。
高気密・高断熱=少ないエネルギーで暮らす
以前、静岡市における高気密・高断熱の家の話をしました。
今回は、その続きになります。
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高気密高断熱ってキーワードは脱炭素と関係性があります。
脱炭素を乱暴にまとめると「少ないエネルギーで生きていこう」って解釈しています。
本来であれば二酸化炭素の排出を~から始めるべきでしょうけど、
自分たちにも出来るところは省エネだと思います
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住宅では『少ないエネルギーで生活≒高気密高断熱でロスを少なく』が一つの回答になると思います。
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隙間風が入ってくる家と入ってこない家が同じ広さだったら、
どっちがエアコン効くかは想像できますよね。
地下室とか洞窟って外の気温があんまり関係ないイメージありませんか?
やっぱり高気密&高断熱は少ないエネルギーで生活するのに向いていると思います。
同時にエネルギーを自分で作って生活する=少ないエネルギーで生活、
いわゆる創エネについてお伝えしようと思います。
創エネ(太陽光発電)の初期費用とランニングコスト
正直な話、創エネに予算を回すのは難しい方が多いと思います。
仮に150万円分の予算があったら、
より理想の土地にしたり、
理想のプランにしたり、理想の設備にしたり、家具家電を買い替えたり
家づくりの選択肢は本当に多いと思います。
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太陽光と聞くとどうしてもお得なのかが先頭に来てしまい、
今は電力の買取価格が下がっているからお得じゃないとか、
ランニングコストがかかるとか、投資の考え方がほとんどだと思います。
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私も同じでした。
何年で費用回収できるかシミュレートしました。
正直、環境の為に設置しましたって言えないです。
太陽光を設置するのに必要な価格は、kW当たり28万円が平均的な価格※ですから、
仮に5kWとしたら140万円ですよ。
立派な金額です。
( ※ 平均的な価格:調達価格等算定委員会 経済産業省の配布資料より)
太陽光発電、電気の使い方
その他のメリットとして、停電しても電気が使えるとかありますが、
停電するときって割と天気悪いんですよ。
天気悪いと太陽光の場合、発電できないんですよ。
大きな地震で停電が続いたなんて時には太陽が出ている間は活躍できます。
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普段使いは、昼間の電力を賄う使い方が良いんじゃないでしょうか。
コロナで働き方が変わり、昼間自宅にいるから電気代が増えたって方には
太陽光が発電してくれると昼間の電気代気にしなくて良いってなります。
太陽光発電、今後の動向について
環境相のコメントで設置が義務化の流れになれば大幅な補助金や、
将来的に太陽光等の創エネ設備がついているのが当たり前の世界が来るのかもしれません。
現状、議論しているようです。
国の目標である脱炭素に貢献する内容なので今後に注目ですね。
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あまり知られてない気を付けたいポイントは、
屋根のパネルに反射された日光が他の家を照らしてしまうがあります。
あとちなみに新築時の方が安く設置できます。
これだけは、はっきりわかります。
屋根接地の場合、足場代、電気工事代は新築の工事中に作業できますからね。
まとめ
まとめると、高気密高断熱の建物は今後標準になっていくと思います。
政府が推進していますから、この流れは続いていくと思います。
個人の考えですが、必要かどうかは建てる人の考え方によると思います。
創エネも同じです。
ただし、リフォームで後から付けようってのは余分な費用が発生しますので、
十分に検討するのが良いと思います。
それではまた。