家づくりコラム
2020.11.06
小学生のリビング学習事情①なぜ必要?どうやってるの?
WEB担当の川合です。「東大生の8割がリビング学習をしていた」という話を耳にしたことはありませんか?その真相は別として、リビング学習がポピュラーになったきっかけとなりました。小4と小2の姉妹がいる我が家。これからリビング学習を考えている方へ、我が家のやり方を交えながら2回に分けてお話したいと思います。
小学生、なぜリビング学習が必要なのか?
宿題をしている間に必ず質問される
子ども達がリビングで宿題をしている間、私は夕飯の準備をしています。
「おかあさーん、この意味わかんない」
なんて質問が1日に2~3回はあります。
「ちょっと待っててー」なんて言ったら、本当に待っていて
(しかも遊びながら)
先の宿題が進みません。
なので即対応する必要があります。だからリビングで宿題をする以外にないのです。
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宿題の中に音読がある
さらに、毎日必ず音読があります。
親はそれを聞いて評価のサインをしなければなりません。
計算カードも声に出してやるのですが、それも同じく聞いていなければなりません。
手を動かしながら聞けますが、
子どものやる気を削がないためにも
「ちゃんと聞いてるよー」という姿勢を見せた方がベターだと考えています。
この辺りを考えると、対面キッチンの方がいいですね。
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最後に保護者のサインをしなければならない
そして最後に丸つけをして(これがかなり面倒)、
宿題カードに保護者がサインをして終了!
小学生の宿題は親と子どもの二人三脚です。
小4になってから長女は自分で丸付けをするようになり、私の負担はぐっと減りました。
ですので、低学年の間は自分の目の届くところで宿題をやらせることになります。
リビング学習のススメ~スタディカウンターか勉強机か
リビング学習をするのに、学習場所はどこに設定したらいいのでしょう。
勉強机をリビングにおく
小学生のうちは勉強机をリビングまたはリビングに隣接した部屋に置き、
成長したら子ども部屋へ移動する。
これが一般的かもしれません。
ただ、リビングに学習机を置くスペースがある場合に限ります。
メリット:学習机=自分だけの空間で勉強できる。教科書の収納も兼ねているので管理が一元化できる。
デメリット:勉強机を設置するスペースが必要。キッチンから離れた場所に机を置くと目が届かない。
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新築時にスタディコーナーをつける
子どもの勉強机はどうしても見た目がごちゃごちゃしてしまうもの。
リビングはスッキリと暮らしたいという流れから、
最近では勉強机の代わりにスタディコーナー(スタディカウンター)の需要が増えてきました。
設置場所はキッチンのそばが主流です。
設置する際には、ランドセルや教材を置く収納スペースを確保して、電源コンセントも忘れずにつけましょう。
メリット:キッチンから近いので、子どもの問いかけにもすぐ対応できる。
デメリット:カウンターの上に「出しっぱなし」になると物置になってしまう。
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第3の選択肢!狭い我が家の場合はダイニングテーブルで代用
勉強机はおろか、スタディカウンターも配置するスペースのなかった我が家。
そこで、長さ180cmの大きめダイニングテーブルを置きそこで学習させています。
メリット:リビング学習卒業してもリビングのレイアウトに影響しない点。
デメリット:お互いにスペースの取り合いで「じゃま!」と兄弟姉妹間での小競り合いが発生すること。夕飯の時には片づけないとならないこと。
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忘れてはいけない「収納場所」
どんなスタイルにせよ必要なのが、教科書や学習用具を収納するスペースです。
ランドセル、かなりかさばりますよ(笑)
学習机が置ければ収納も兼ねることができそうです。
スタディカウンターやダイニングテーブルで学習する場合は
その近くにランドセル一式を収納できるスペースがあると便利です。
コツは子どもが片付けやすい場所に、片付けやすいようにスペースを確保すること。
大人なら簡単なことも子どもにはできません。
結果、出しっぱなし、やりっぱなし、になるのは確実です。
家をプランするときにそこまで考えられるといいですね。
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今日は
なぜリビング学習が必要なのか、
どんなスタイルのリビング学習があるのか、
というお話をしました。
次回は「リビング学習に向く子と向かない子」のテーマでお話します。