
家づくりコラム
2025.07.14
家も人と同じ。換気で“健康”を保つって知ってましたか?
工務部の長吉です。最近の住宅は性能も上がり、住み心地も快適になりました。でも、どんな家でも「全く手がかからない」というわけではありません。今回は、家の健康を保つために知っておいてほしい“ポイント”をお伝えします。
家にも「入口」と「出口」があります。
ちょっと不思議に聞こえるかもしれませんが、私は家の健康を考えるときに「人の体」に例えることが多いです。
私たちが健康を保つには、
1)いいものを食べて、
2)適度に動いて、
3)しっかり出すこと(排泄)
が大事ですよね。
家も同じで、「空気や水の出入り」が健やかな状態を保つ鍵なんです。
特に注目してほしいのが「換気」です。
見落としがちな“換気”の話
当社ではお引き渡しから定期的に点検に伺っています。
その時で多いのが、
「トイレやお風呂の換気がうまくできていない」
というケースです。
実はこの2カ所、家全体の24時間換気システムの“出口”として、とても重要な役割を担っています。
24時間換気は、家の中に新鮮な空気を取り入れ、汚れた空気を外に出す仕組みですが、トイレや浴室の換気が正しく機能していないと、設計通りに空気の流れがつくられず、湿気やにおいがこもりやすくなってしまいます。
換気ができていない原因は、すばり「ホコリ」。
空気の通り道がホコリなどで詰まってしまうと、せっかくの換気も計画通りに機能しません。
それどころか、換気扇に負荷がかかって、故障の原因になることもあるんです。

解決策はシンプル。「年に数回のお掃除」でOK!
「年に数回とか、大変じゃない…?」
と思うかもしれませんが、実はとっても簡単です。
年に数回、季節ごと2~4回程度で構いません。
換気口まわりを掃除機でサッと吸ってあげるだけでも効果があります。
実際5分もかかりません!
たった5分の作業で、換気扇の寿命が延びたり、余計な修理費用を防げます。
ちょっとした手間で、維持費が抑えられるんです。
僕も面倒ですが、やっています。
一緒にお手入れがんばりましょう!
「建てて終わり」じゃなく「暮らし続けること」を大切に。
私たちは、お引き渡しのあとも、お客様が長く安心して暮らせるように
定期点検、メンテナンスやちょっとした豆知識も、丁寧にお伝えしています。
「この家にしてよかった」と思っていただけるように、
これからも、住んでからのことまでしっかり考えた家づくりをしていきます。
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