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2019.01.07
色の明るさ 「明度」
明けましておめでとうございます!
コーディネーターの長澤です。
今年もインテリア、ファッション選びに参考になる色についてお話ししていきます!
まず前回の内容をおさらいです。
色の組み合わせを考える上で基本となる色が持っている3つの属性がありましたね。
(「属性」とは色に共通して備わっているとされる性質や特徴のことです。)
色には、
①色味 ・・・色の世界では「色相」と言います。
②明るさ・・・ 色の世界では「明度」
③鮮やかさ・・・ 色の世界では「彩度」と言います。
3つの属性があります。
前回は「色相」についてお話ししました。
今回は、「明度」についてお話しします。
色には赤、青、黄など色味があり、いろいろな色をそれぞれの色味でグループに分けていくとそのグループの中には明るい色も、暗い色もあることが分かります。
これらの色は、同じ色味の原色の色から作り出されています。
例えば原色の赤を暗くするとエンジになり、もっと暗くすると茶色になり、さらに暗くすると黒に近い色になります。逆に明るくすると桃色のピンクになり、さらに明るくすると白に近いピンク色になります。
分かりやすく絵の具で色を作ると考えてみましょう。
赤に黒を混ぜていくと茶色に近づき、白を混ぜるとピンクになります。
原色の赤一つから明るさの度合いにより多様な赤系の色が生まれます。
もちろん赤だけではなく、他の色でも同じように明るさによりいろいろな色ができます。
それぞれの色の明るさの度合いが「明度」です。
色の中で一番明度が高い色が白で、一番明度が低い色が黒です。
そして白から黒まで明るさの段階は均等と考え順に並べると明度のグラデーションになります。
分かりやすく、色味のない色「無彩色」で並べてみました。
これを明度スケールにすると、色の明るさが確認できます。
色の付いた絵を白黒のコピーて印刷すると色みに惑わされず、それぞれの色の明るさの度合いを測ることができます。
実は明度は、心理的軽さ、重さに影響し明度が高い色は軽く感じ、明度か低い色は重く感じます。
これから色を見る時に、色の明るさを意識して明度の違いを身近な色で確認してみましょう。
明度のお話しが長くなってしまったので、今回はここまでにします。
次回は、鮮やかさ「彩度」についてお話しします。
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