家づくりコラム
2021.06.22
ドアは内開き?外開き?

こんにちは、社長の松尾です。家1軒につき平均して8~10ヶ所ほどあるドア。今回は、ドアの向き(内開き/外開き)についてご紹介していきたいと思います。
室内ドアは内開きに
室内ドアの場合、基本は部屋の内側に開くように設定します。
部屋の内側はプライベート空間で
部屋の外側はその他全員の共有空間と考えた時、
部屋の外側(廊下など)を歩いている時に
急にドアが開けばビックリするし、ちょっと危険かもしれません。
廊下を歩く人は「そこのドアが開くかも?」なんて、
考えながら歩いている人はいないからです。
室内側にドアが開けば、そういった時のリスクはぐっと減少します。
これがいわゆる標準的な考え方です。

トイレなど狭い空間は外開きに
トイレのドアはどうでしょう?
もしトイレのドアが内開きだったら
ただでさえ狭い空間に便器が設置されていて
体の逃げ場がなくなってしまいます。
更にはこれが一番大切なのですが
トイレの中で倒れてしまった時など
緊急時にドアを開けるのに苦労して
救助するのに余分な時間がかかってしまうかもしれません。
そういった安全面からみても、中が狭い空間は外開きを採用します。

おすすめはスライドドア(引き戸)
最後に、1本引き戸(スライドドア)をご紹介します。
片開き戸と異なり、開く時のスペースを必要としないので
開け閉めの際に他の物に干渉することがなく
コンパクトな日本の住宅には適しています。
今の引き戸には床にレールが無いものが主流なので
建具下の戸車にゴミが絡んだりすることも無くなり
お掃除がとっても簡単になりました。
更にソフトクローザーが標準的に付いているので
開ける時も閉める時もショックを和らげてくれ
ゆっくりとスムーズに開閉してくれます。

こうやって適材適所でドアをプランしていきます。
ドアひとつとっても、いろんなタイプがあり
使い易さ、デザイン性
それぞれの特徴をいかして 使うのが良いでしょう。