家づくりコラム
2021.06.10
収納の高さと場所を考えよう
こんにちは。 工務の横澤です。自身の家を建てた経験から、収納やインテリアについて個人的に考えていることを書いていきます。これを読んで少しでも家づくりを考える方の役に立てばいいな〜と思っています。以前、収納について考える際にモノに住所を決めようについて書いてきました。今回は、その際に抑えておくと更に動線の効率がよくなる方法をお話しします。
出し入れするのには、どの高さが便利?
モノを出し入れする時、どの高さにあったら出し入れしやすいと思いますか?
普段立ちながら生活している私たちにとって、
立った状態で手が届く高さが楽なのです。
一般的に、お腹から胸の高さ(130~140センチぐらいの高さ)が
収納の黄金ゾーンと言われています。
身長はみなさんそれぞれですので前後しますが
目安として覚えておいてください。
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とはいえ、すべてのモノを黄金ゾーンに収納するのは不可能ですよね。
そこで、使用頻度によって分けるのが大切になります。
モノの使用頻度を考えよう
使用頻度が高いモノほど、
出し入れしやすい場所に優先的に収納していきます。
- 毎日使う物 →黄金ゾーンへ収納
- 週に何度か使う物 →屈む、手を伸ばす場所へ収納
- 月に何度か使う物 →踏み台を使うなど、ワンステップ必要になる場所への収納
- 年に数回使う物 →階段を上った小屋裏収納や、外の物置など
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また、モノの重さも関係してきます。
当然ではありますが、重いものは下へ。軽いものは上へ収納します。
モノの使う頻度と場所の関係がなんとなく想像できましたか?
このように把握しているだけで、毎日の動作や動線の効率化、
モノが迷子になる苛立ちがなくなるノンストレスな日々が送れます。
是非、頭の片隅にメモして整理整頓をする際の効率いい収納ポイントにしてください。