家づくりコラム
2021.06.10
パントリー、本当に必要ですか?

工務の山田です。今や必須となったパントリー。パントリーとは食品庫や備蓄庫の役割を持つ収納スペースのことで、人気が高い設備です♪ ただ、本当にパントリーが必要かどうかはライフスタイルや家族の収納量によっても違います。パントリーの設置を悩まれている方にお届けしたい、パントリーのメリット・デメリット、活用例をご紹介したいと思います!
パントリーは2種類。入れるものと量によって選びましょう。
パントリーとは…食品や調味料のストックを保管する場所のことです。
洋服の収納には、扉がついたクローゼットと、
中に入って歩くスペースもあるウォークインクローゼットがありますね?
パントリーも同じで、大きく2つの種類があります。
...
●クローゼットタイプのパントリー
●ウォークイン形式のパントリー
...
収納したいものや量によって適したパントリーを決めていきます。
あなたは何を収納したいですか?
- 常温保存可能な食料品・おやつのストック
- 鍋、フライパンなどの調理器具
- ホットプレート、ミキサーなどの調理家電
- 弁当箱やタッパー、水筒
- 非常用の水や食品の備蓄
- 日用品のストック
- 普段使わない皿やコップなど食器類
- クーラーボックス
- ゴミ箱
こうやって書き出してみると結構ありますね。
今のキッチンは収納力も上がっているので、
・システムキッチンの引き出しに入れられるもの、
・食器棚に入れられるもの、
を差し引いたものが、パントリーに入れるものになります。

ではここからは、メリットとデメリットを考えていきます。
パントリーのメリット
パントリーの最大のメリットは、買いだめしてストックできることです。
とにかくキッチンにはモノが溢れがちです。
パントリーに入れておけば、キッチンを広々と使うことができます。
子どものおやつを収納しておけば、
子どもが料理中にキッチン周りをウロウロして危ないという場面も減りますよね。
...
パントリーが広くとれる場合は、食料品だけでなく、
トイレットペーパーや洗濯洗剤、シャンプーなど、家中のストックを集約させることもできます。
パントリーを見れば一目瞭然なので、在庫管理が簡単ですね。
...
スペースがあれば、作業棚と椅子を設置するのも便利です。
パソコンを置いたり、ママがちょっと手仕事したりするのに使えます。
そこまでのスペースが無い方は、クローゼット型のパントリーをおすすめします。
扉を開けば見渡せるので、欲しいものがすぐ見つかります。

パントリーのデメリット
え?主婦にとってはなくてはならないパントリー、デメリットなんてあるの?
はい、あります。
パントリーのメリットは収納が増えることですが、
裏を返せば収納を作るためのスペースを用意しなければいけないということです。
スペースを確保するには、予算が決まっている場合はどこかのスペースを削らないとなりません。
また、スペースがあることによってモノがどんどん増えてしまい
管理が出来なくなり、いつの缶詰?みたいなのが出てきて結局ロスになるので注意です。
パントリーをおすすめするのはこんな方
- まとめ買いをよくする
- 在庫管理が苦手で買い物に行っても買い忘れることがある
- キッチンをすっきり使いたい
- キッチンの収納だけではモノが収まりきらなくなることが多々ある
...
逆に収納するものが少なく、キッチン内で収納できてしまう場合や、
料理をしながら手の届く範囲に物を置いていた方がいいという方には、
パントリーはさほど必要ではないかもしれません。
最後に、、パントリー便利な使い方
棚は可動式にする
収納するものに合わせて棚のサイズを変えられるように、
棚は可動式にすると便利です。
せっかくの収納なので、デッドスペースを作ってはもったいないですよ!
スペースだけ確保して、
市販のメタルラックなどを使って棚を作る方もいらっしゃいます。
収納する物のサイズに合わせて高さの調節などができ、
後から棚を増やすこともできるので、
使い方が変わったときにも対応しやすいです。

収納はカゴ&ラベリングでわかりやすく
収納するときは、カゴや箱を使って、奥のものも取り出しやすくしましょう。
取り出しやすいように取手が付いているカゴを使うのもオススメですよ♪
カゴにはラベルを付けて、何が入っているのかわかります。(これ重要)
透明な容器を使うとわかりやすいですね。
また、高いところも届きやすいよう踏み台を置いておくと便利です。
自分がどう使いたいのか考えながら、家族が使いやすいパントリーができるといいですね♪