家づくりコラム
2021.02.09
私が壁付けキッチンを選んだ理由
WEB担当の川合です。3年前に新築した時のことです。対面キッチンが主流の中、私はあえて壁付けキッチンを選びました。壁付けキッチンって実際どうなの?と迷われている方へ、私がなぜ壁付けキッチンを選んだのか、その理由と実際の使い勝手をお話します。
壁付けキッチンの理由①リビングが狭い
我が家のリビングは18畳とコンパクト。
限られたスペースの中で、何を優先するかを考えました。
私には「どーしても、大きいダイニングテーブルを置きたい!」という希望がありまして。
食事するにしても、何か作業するにしてもテーブルは広い方が使い勝手いいし
広ければ同じテーブルで家族それぞれが違うことをする、例えば
ひとりは本を読みながらコーヒーを飲んで、
ひとりはパソコンで調べものをして、
ひとりは遅い食事をして
ひとりは折り紙を折る….とか
そんな風景がいいなぁ、と。
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それでも対面型キッチンと大きなダイニングテーブルはスペース的に叶わず。
どちらかを天秤にかけてダイニングテーブルを優先したのです。
そして今、幅180cmの、
4人家族にしては大き目なダイニングテーブルを置いて生活しています。
テーブルの大きさを優先して良かったです。
子どもが宿題やったり、工作したり
私がミシンをしたり。
多目的に、とても便利に使っています。
壁付けキッチンの理由②集中して料理したい
私は料理が好きではありません。
キッチンに立っても何の喜びもありません。
だから、料理は効率重視!
とっとと終わらせたいので家族に背を向け全集中で没頭します。
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「おかあさーん」の呼びかけも緊急性のないものであれば
背を向けているのでさりげなくスルーできます。
対面キッチンで家族がゴロゴロしている姿が目に入ると
「私は召使いか!」とイライラしそうなので、
それなら最初から視界に入らないほうがいいです。
これは主にキッチンに立つ人の性格によりますね。
私にはこのスタイルがあっています。
ただし。
子どもが小さいうちは話が変わるかもしれません。
目が行き届く対面キッチンの方がいいと思います。
壁付けキッチンの理由④配膳を楽にしたい
すべてにおいて面倒くさがりの私は、配膳の効率も大きなテーマでした。
対面キッチンの場合、お皿をテーブルに配膳するには、、
(1)お皿を持ってキッチンをぐるっと回って配膳。
(2)カウンターに置いて家族の誰かに配膳してもらう。
いつも(2)ができれば良いのですが、
(1)の皿を持ってキッチンをぐるっとまわってテーブルまで運ぶという動作、
1回で済まないので何度も往復しますよね。
この動作が非常に大変そうに思えたのです。
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友人宅のキッチンレイアウトが非常に効率的で。
壁付けキッチンに立って、振り向くと大きなダイニングテーブルがあります。
お皿に盛りつけてくるっと振り向いて、はい、配膳完了。
これはいい!真似しよう!と思いました。
ダイニングテーブルを料理の作業台としても使えるしとても便利そうでした。
ただし。
友人はとてもマメな人でして。いつもキッチンがきれいなんです。
超がつくズボラな私。
ごちゃついたキッチンを見ながら食事するのはちょっと、、、。
そこで、打開策。
キッチンの背面に作業台を設置することにしました。
作業カウンターを置いて壁付けキッチンの目隠しに
壁付けキッチンのデメリットで最初に頭に浮かぶのは
キッチンが丸見えになる、ということでしょう。
そこでキッチンとダイニングテーブルの間に
目隠しの役割も兼ねた作業カウンターを設置しました。
..
今夜使う食材を置いたり、
作りかけのボールやお皿などちょっと置くのに重宝します。
カウンター下は収納になっていてこれも便利に使っています。
作業カウンターを置くことで、
キッチンから振り向いてすぐテーブルに配膳、という形が叶わなくなりました。
とはいえ、
作業カウンターに置いたお皿はすぐ隣のダイニングテーブルに配膳できるので まぁよしとしています。
壁付けキッチンまとめ
思えば結婚して賃貸暮らしの時も壁付けキッチンでした。
ひとり暮らしの時も、
実家も、そう。
生まれてからずっと壁付けキッチンしか知らない私。
それで不満に思ったことがなかったので
新居でも抵抗なく壁付けキッチンを選んだのだと思います。
..
こんな私なので、対面キッチンと比較はできません。
きっと対面キッチンだって使い勝手は良いはずです。
だからこそ皆さんに選ばれているのでしょう。
壁付けか対面、どちらにしようか迷っている方。
どちらが優れているということではなく、
どんな風に使いたいかをイメージして決めてみてください。
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個人的には
お子さんが小さいご家庭は対面キッチンをおすすめします。
ある程度お子さんが成長している方や、
料理=作業だ!と割り切って集中したいタイプの方は
壁付けキッチンも選択肢に加えてみてもいいのではないでしょうか?