家づくりコラム
2021.03.02
地盤が強い弱いってなに?静岡市の地盤はどうなの?
スタッフながよしです。災害対策というと静岡では地震に対する対応力が注目されます。それはもちろん大事なことですが、余震も注意すべき点です。松尾工務店では、繰り返しの地震に対して制振装置で対策をしていますが、今回は地面の事について少し考えてみようと思います。
地盤が弱いと地震で傾く
建物が壊れるのは揺れて崩れてしまうだけではなく、
地面に沈み込んで傾いて住めなくなることも考えられます。
よくテレビで出るビー玉転がるやつです。
簡単な原因を言うと、地面の力が建物の重さに耐えられないのです。
地面の事=地盤ですが、
松尾工務店の木造住宅の場合、20kN/㎡以上を確保するようにしています。
これは長期優良住宅の仕様に合わせた形で
1m×1mでおよそ2トンの力に耐える地面の強さになります。
地盤が弱い所は住めないのか?
じゃあ地盤が弱い所は住めないのか?
って話になりますが、地盤改良をすれば問題を解消できます。
一番多い地盤改良法は地面の中に杭を入れることです。
軟らかい地盤に固い芯を入れて建物を支える工法です。
ちなみに我が家も直径60㎝の杭が何本か地中で支えてくれてます。
実は分譲地なんかで何区画かある場合、
ある区画が地盤OKであっても
隣の区画には改良が必要なんて事もあります。
それは、地面の中に弱いところがあるケースです。
そのような場合には部分的に土を入れ替えるなんて工法もあります
地盤の良いところの探し方
一般的には川の付近は地盤が良いと言われています。
意外ですよね?
川の近くの土地は、砂が堆積して層になっています。
安倍川などの大きな河川になると
この砂の層の数が多くなるのだそうです。
確かに過去の例からしても、地盤改良が必要な場所は少ないです。
(その代わりに大雨の時には心配になりますが...)
『静岡市 地盤』で検索するとわかると思いますが、
実は静岡市、地盤が良いエリアは多くないです。。
ですが、先ほど書いたように対策(地盤改良)があります。
なので住みたいエリアを選んでいただいて大丈夫です!
家を建てる前に必ず地盤改良の必要性を検査しますので
安心してご依頼くださればと思います。
地盤保証もついています。
改良不要と判定されれば、運がいいです。
その分の予算を家具や家電に使えますね♬
加えてお伝えすると
アイムホーム松尾工務店では、「べた基礎」が標準採用となります。
先端がとがったものより、平らな方が刺さりにくいのと同じで
建物が沈みにくい基礎です。
今では当たり前になっていますが
べた基礎は必須だと思います。
結論:地盤の強い、弱いはあまり気にされずに
土地を探していただいて大丈夫です!
(ハザードマップは必ずチェックしてくださいね。)