家づくりコラム
2024.03.29
令和の家づくり「耐震等級3」だけでは不安?
代表の松尾です。年頭の能登半島地震では多くの方が甚大な被害にあわれました。心からお見舞い申し上げます。その後も関西や関東方面でも震度5の大きな地震が相次いでいます。これから家を建てる方は、家の耐震性能は必ず気にしてください。一緒に地震への対策について考えてみましょう。
2024年3月現在、日本列島のあちらこちらで地震がたて続けに起こっています。
私が建築の道に入った今から40年ほど前、
いやそれよりももっと前から
静岡では「明日大きな地震が来る」とずっと言われてきました。
ですので静岡県民の地震への思いは強く、誰もが恐れています。
建築基準法で定められた「耐震基準」とは?
おさらいしましょう。
現在の建築基準法の耐震基準は「耐震等級1」です。
耐震等級1とは、
・震度5程度の中規模な地震に対して「建物の大きな損傷はしない」
・震度6以上の大規模な地震に対しては「倒壊しない」
となっており
大地震の際の建物の損傷については触れていません。
これを基準として
耐震等級2は1.25倍の強度。
耐震等級3は1.5倍の強度、となっています。
耐震等級3は最高等級ですが
最新の実験報告によると
震度7クラスの地震が余震として連続して4~6回起こった時
ダメージが少しずつ蓄積していき
そのままでは住み続けることが不安な状態になることがわかりました。
震度5クラスの地震ではダメージを残さない家も
震度7クラスの地震ではそれが例え耐震等級3であっても
心配を拭うことはできないのです。
つまりこれからの家づくりにおいて
耐震等級3は最低ライン
ということになります。
静岡で地震にあんしんな家を建てるには?
こんな話を延々とされたら
「安心できる家はないのか?」
「心配で寝られないぞ!」
そんな声が聞こえてきそうですが
解決策はちゃんとあります。
制振装置
または制振ダンパーと呼ばれますが、耳にしたことはありますか?
制振ダンパーは数多くありますが、
我々松尾工務店は10年前以上から
制振装置evoltz(エヴォルツ)を全棟に採用しています。
制振装置evoltzは、わずか震度1程度の揺れから性能を発揮してくれ
そのオンリーワンの技術は特許を取っています。
震度1程度、わずか3ミリに揺れから最大限MAXの力を発揮、
地震の揺れを大幅に軽減してくれる頼もしい装置なのです。
耐震等級3 + 制振装置evoltz(エヴォルツ )
現時点では、この組み合わせこそが安心だと私は考えています。
10年ほど前にこの 制振装置evoltzに出会い、
そのオンリーワンの特性にほれ込んでしまい
その間にもバージョンアップを繰り返して
今に至っています。
私も静岡生まれの静岡育ち。
静岡で60年、地元工務店の社長として本気で家づくりをしています。
静岡で家を建てるすべての方に
地震に強い家づくりを知っていただきたいです。
松尾工務店では、定期的に行っている構造見学会で
実際の躯体と 制振装置evoltz をご覧いただいています。
それ以外でも、いつでも建築現場へご案内いたします。
ご興味ある方はお気軽にお声がけください。
最後に 制振装置evoltz のメーカーである株式会社evoltzさんご提供の動画を共有いたします。