家づくりコラム
2023.09.22
黄色・イエロー|インテリアへの取り入れ方|カラーコーディネーターのコラム
コーディネーターの長澤です。カラーコーディネーター検定1級の私が、色が与える心理的な効果と、インテリアへの取り入れ方についてお話します。今回のテーマは、元気の象徴「黄色・イエロー」です。これからの季節、いちょうの葉が黄色に染まるのを楽しみにしています。
「黄色」「イエロー」の特徴
明るい原色に近い黄色は、
とくに春夏に洋服や小物によく見られる色です。
黄色と聞いて思い浮かべるものは
「レモン・バナナ・たんぽぽ・ひまわり」など、
植物が多く、陽気で明るいイメージです。
また、黄色はとても目立つ色でアイキャッチになる色です。
白以外の色の中で、最も明るい色なので
絵画などでは光を表す希望の色として
黄色を使い表現されてます。
ゴッホは光と影を黄色と青を使い、
青で影を、黄色で灯りや光の輝きを表して描いていることでも有名です。
数年前より『瀬戸内レモン』が人気で
スーパーへ行っても黄色いパッケージを目にすることが
増えた気がします。
食卓でも活躍する黄色は
消化器官の働きを活性化させ、整腸作用を促すと言われています。
食材の色として、
またランチョンマットや食器の色などで取り入れると
自然と食欲アップや明るい食卓を演出してくれます。
(食欲を抑えたい方は、使い過ぎないように注意してくださいね!)
ファッションにおける「黄色」「イエロー」
夏には黄色やレモン柄の洋服や小物も多く
鮮やかな黄色は、とても明るくかわいい印象です。
心理的な観点からいうと
「希望・ユーモア・社交的」といったイメージがあり
黄色の衣服や小物を身につけると、相手との距離を縮め
コミュニケーションを円滑にしてくれる効果があります。
また、黄色は注意を引く色なので、
小学生のランドセルカバーや
子供のレインコート、レインブーツなど
交通安全の視点でも視認性の良い色として多用されています。
インテリアで「黄色」「イエロー」を取り入れるには?
インテリアとして取り入れる場合には、
ベースで使う際は薄いイエロー(クリーム色)を使うと
どなたにも好まれる明るい空間が作れます。
黄色は性別のイメージが薄い色ですので
男の子・女の子のどちらでも
子供部屋のアクセントクロスやカーテンにもおすすめです。
また、黄色の中でもマスタード色を選ぶと
和室にも洋室にも合いますし、
落ち着いた、暖かい空間になります。
ビビッドな黄色は派手で使いにくいと感じている場合は、
クッションなどのアクセントカラーとして、
またベッドカバーの柄の一部の色に
黄色が入っているものに挑戦してみるのもおススメです。
ポストを黄色にするのもおすすめです。
白い外壁にも、ダークな外壁にもアクセントになるし
木目との組合せもかわいいですね。
黄色は派手なイメージですが、
意外とどんな色にも合う万能な色なんです。
ぜひ、インテリアに取り入れてみてください♬