家づくりコラム
2023.02.24
オレンジ・オレンジ色|インテリアへの取り入れ方|カラーコーディネーターのコラム
コーディネーターの長澤です。カラーコーディネーター検定1級の私が、色が与える心理的な効果と、インテリアへの取り入れ方についてお話します。今回のテーマは、静岡ならエスパルスでおなじみ!「オレンジ」です。
「オレンジ」「オレンジ色」「橙色」
オレンジのイメージは・・・
みかん・にんじん・夕日・暖かい・元気・楽しい
オレンジは元気なイメージの色です。
赤同様に暖色でポジティブな印象を与える色ですね。
私、長澤の一番好きな色でもあります。
オレンジといえば、静岡に住んでいる私たちにはおなじみです。
みかん色として静岡のアピールにお茶の緑と一緒によく使用されている色ですね。
また、エスパルスのチームカラーの印象が強いかもしれません。
洋服でいえば、
ビタミンカラーとして春から夏にかけてよく見かける色ですね。
実は色んな表情のあるオレンジ色
オレンジは、色のトーンによって
全く違った表情を持つ万能な色でもあります。
明るいオレンジは、とても元気で派手な印象ですが、
薄い色や暗い色のオレンジは明るいオレンジとは違い
全く印象が変わってきます。
秋から冬になると少し落ち着いたレンガ色などの色も多く見られ、
1年中取り入れやすい色です。
秋のハロウィンなどはまさにオレンジ!ですね。
食卓では、ランチョンマットなどにオレンジを取り入れると
赤同様に食欲アップの手助けになります。
食器にオレンジを取り入れると、
サラダなどのグリーン系の葉物野菜はより鮮やかにみずみずしく
より美味しく見えます。
派手な印象のオレンジ色、インテリアにどう使う?
南プロバンス風のインテリアが好きな方は
オレンジは活躍しそうです。
南欧風のお家は白い塗壁にオレンジの洋風瓦に白い窓が定番です。
塗壁は色を付けることができるので、
白にオレンジが混ざった優しいオレンジのお家も
白い窓を合わせると明るく素敵になりますよ。
玄関ドアもオレンジを感じるウッド調の色のドアがとても似合います。
ガーデニングにオレンジを入れるのもおすすめです。
レンガやタイルなどを上手く使うと
グリーンがより映え、明るく優しいガーデンが作れます。
インテリアで原色に近いオレンジを選ぶときには
分量を多くしてしまうと派手で落ち着きのない空間になります。
壁紙で使うときは、優しい色合いの白っぽいオレンジを全体に使うと
いつでも陽だまりのようなホワッと温かくて優しい印象になります。
派手な印象のオレンジをインテリアに使う時には
少量のスペースがおすすめ。
トイレや子供部屋など、
空間の1面の壁にポイントで使うと、元気な印象の空間が作れます。
また、リビングなど広い空間にオレンジを取り入れる場合は、
クッションカバーや椅子などに使うと
アクセントになっておしゃれです。
茶色やベージュもオレンジの仲間
ここまでは明るいオレンジの色を中心に話をしてきましたが、
オレンジは明るい色だけではなく
暗くなれば茶色、
薄く濁ればベージュになるので
インテリアカラーとしてはとても取り入れやすい色なんです。
空間をオレンジがかった照明の光で照らしてあげると
柔らかく暖かい空間を演出する事ができます。
住宅の中では特に、洗面脱衣室やトイレなど
服を脱ぐ場所を心理的に暖かくするために、
オレンジの光がとても重要な役目をしてくれます。
食卓の上の照明も
オレンジがかった光で照らすとお料理がよりおいしく見えるんですよ。
レストランに言ったら照明をチェックしてください。
たいていオレンジ色の照明が使われていると思います。
このように、オレンジは、実は生活にとても密着している色です。
オレンジの持っているパワーを借りて、
楽しく、明るい生活空間を演出してみましょう。