家づくりコラム
2022.11.08
ピンク・桃色|インテリアへの取り入れ方|カラーコーディネーターのコラム
コーディネーターの長澤です。カラーコーディネーター検定1級の資格を持つ私が、色が与える心理的な効果と、インテリアへの取り入れ方についてお話します。今回のテーマは、男女変わらず人気のある「ピンク」です。
「ピンク」 「ピンク色」 「桃色」
ピンクのイメージは、、
春・桜・優しさ・女性的・母性・幸せ
などが思い浮かびます。
ピンクは、女性ホルモンの活性を手助けしてくれる色、
美肌効果など女性らしさをより引き出してくれる色です。
男性は、セーターやワイシャツ・ネクタイなど
身に着けていると親しみやすさを演出してくれる色です。
ピンクは濃淡でイメージが変わります。
ファッションでピンクを取り入れると
本人だけでなく見る人まで優しい気持ちにしてくれる、とても素敵な色です。
ピンクには、『ショッキングピンク』のような派手な色から
『桜色』のような薄い色まで色々あり、
濃さによりイメージが全く違うので、TPOに合わせて取り入れていくことが重要です。
若い女性に大人気の「インスタ映えがするピンク」は
マカロンなどスイーツに作用される色です。
女性をターゲットにしているので、
スイーツが甘く可愛いイメージで並んでいるショーケースを見るだけでも
幸せな気分になりますね。
ピンクはかわいい女らしさの象徴のような色なので
ピンクと聞くと抵抗がある方も多いと思います。
でも、そんな時はピンクの中でもローズピンクなど
落ち着いた色味のピンクを少量から取り入れると良いと思います。
インテリアにピンクを取り入れるには?
インテリアでピンク取り入れる時には
優しく柔らかいピンクを選ぶと、
ストレスや疲れを癒してくれる色としてオススメです。
派手なピンクや明るいピンクは好みが分かれ、
女性の一人暮らしのお部屋ではよく取り入れられてきましたが
明るいピンクは幼さも連想する色なので、
新築の家では敬遠される傾向がありました。
でも最近はグレー系の色が流行っていることもあり、
グレイッシュピンク(光によってはグレーに見えるグレーが混ざったピンク)が
部屋の壁などベースの部分に取り入れられることも増えてきました。
この色はピンク自体が苦手でもグレーが混ざっているため、
白と合わせると明るい中にやさしさが印象的になり、
少量の黒と合わせるとピンクがある空間でも
モダンな大人の落ち着いた空間の印象になります。
明るいパステルピンクは、特に小さい女の子の部屋で採用されます。
壁自体をピンクにすることや、
白い壁紙の空間にカーテンやベッドカバーなどのファブリックを
明るいピンク系の色でまとめると、
明るくてとてもロマンチックで可愛い空間になるので人気があります。
子供部屋だけでなく、
ピンクはホッとする優しいイメージがある色なので、
お風呂の壁やトイレ、
洗面の壁に優しいピンクを使うことで
心理的に冷たさを感じない空間にするためにオススメですよ。
今まで苦手意識があった方も
ご自身に合ったピンクを上手く取り入れて優しい空間を演出してみましょう!