家づくりコラム
2021.02.02
掘りごたつ、どんな家庭におすすめ?
工務の山田です。日本の冬といえば、こたつにみかん。こたつは床に直に座るスタイルのため、脚が痛くなることもありますよね。そこで山田がおすすめするのが「掘りごたつ」です。今回は掘りごたつについてお話します。
お年寄りやこどもにやさしい「掘りごたつ」
寒くなってくるとこたつが恋しくなりませんか?
エアコンと比べて温まるのが早く、足元を直接暖めてくれるので
部屋の温度が低めでも快適に過ごせます。
家に一つあれば、そこに自然な形で家族が集まるのも魅力ですよね。
ただ、こたつは床に直に座るスタイルのため、
膝の曲げ伸ばしがつらい高齢者や、正座などが苦手なお子さんには向いてない場合もあります。
そんな時に最適なのが、掘りごたつです!!
掘りごたつの良いところは、座る形になるので膝に負担をかけずにくつろげます。
そのため、高齢者はもちろん、お子さんにも良い姿勢をキープでき
疲れにくいというメリットがありながら暖まることができます。
お子さんから高齢者まで、家族みんなが安らいで笑顔になれる場所・・・
それが掘りごたつなのです!
掘りごたつにする時の注意点
魅力的な堀ごたつですが、
「家に導入するのは難しいだろう。」
「そもそも床はフローリングだし、こたつは部屋の雰囲気に合わないのでは?」
と思う方多いのではないでしょうか?
洋室でも部屋の雰囲気を損なうことなく取り付けることができます!
小上がり和室にして、フローリングのダイニング横に設置しても馴染みやすいです。
夏はふとんを外して堀座卓として活用。
冬は掘りごたつとして暖をとれるようにしたら素敵ですね♪
掘りごたつは設置したら移動することができないので
日々の暮らしをイメージして、
デザインや機能性、大きさなどを充分に検討しておくことが重要です。
生活動線やテレビなどの位置関係にも注意が必要です。
掘りごたつのメリット、デメリット
メリット
足元が暖かい
着座なので足腰の負担が少ない
家族が集まって会話がうまれる
子どもにとっては秘密基地みたいでなんかうれしい
..
デメリット
掃除がちょっと大変
小さい子供がいる場合には落ちないように注意が必要
立ったり座ったりするのは大変
こたつの位置を変えることは難しい
ゴロンと横になるのが難しい
座っている時間が長いなら「掘りごたつ」
私の家では冬になると普通のこたつでご飯を食べます。
祖母は膝が悪いので、座る時あしを伸ばしています。
座椅子に座っているのですが、
ご飯を食べるとき、姿勢を保つのに腰にも負担がかかり大変そうです。
こたつも、掘りごたつも立ったり座ったりは大変だと思いますが、
高齢者は座っている時間のほうが長いと思うので
座っている時にどれだけ楽かを考えるのがいいかなと思います。
掘りごたつは掃除が大変というのが一番引っかかるところですが
今、主流のコードレスの掃除機ならそんなに負担にもなりません。
それ以上の安らぎや癒しを家族に与えてくれるのではないかとおもいます。