家づくりコラム
2023.06.26
梅雨の到来!毎日の洗濯、室内干しスペースはどこにする?

コーディネーターの長澤です。最近は共働きのご夫婦も多く、さらに異常気象で長雨が続いたり花粉症があったりと、様々な理由でプランニングの段階で室内干し専用のスペースが欲しいとのご希望が増えてきました。今日は、どこに設置すればいいのかを考えていきます。(2023.6.26追記)
家づくりでも優先順位が高い「室内干しスペース」
梅雨の時期のお悩みと言えば、お洗濯です。
まず、気密性が低くて結露するお宅で部屋干しが続くと
お家の中のジメジメがより増して
不快指数が上がり、カビや雑菌が増える原因になります。
家づくりに関しても、
室内干しのスペース確保はプランを考える上で優先順位が高くなって来ました。
プランの打ち合わせ時には、物干しスペースを使う頻度によって
室内干しをする箇所を考えていきます。
室内干しスペース具体的にどこにする?
例えばどんなところに室内干しのスペースを確保できるのでしょうか。
①家事室(ランドリールーム)

一年中室内干しされる方にとって
他のスペースを小さくしても欲しいと希望されるのが
家事室(ランドリールーム)です。
物干し竿を常設しておく事ができ、
除湿機と合わせればカンペキです。
カウンターを設置して、アイロン掛け、たたみまで
このスペースでできるようにすれば、とても便利ですね。
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②洗面脱衣室
どうしても他にスペースが取れず、
雨の日にとりあえず干しておくという方が希望される事が多いです。
広い空間でない事もあり、
ドアを締め切り除湿機をかければしっかり乾きます。
ただし、洗濯物が掛かっている場所にもよりますが
洗面化粧台を使う際には邪魔になることも。
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③お風呂乾燥機
ユニットバスのオプションで設置できます。
初期投資はかかりますが
限られた空間を一気に乾燥させるため、素早くしっかり乾きます。
子供さんとみんな一緒にお風呂に入って、
その後洗濯物を干す事ができればとても便利です。
しかし、将来生活の時間帯がずれてきたときは、
最後の家族が入るまで干せない事と、
お風呂の壁の水滴を吸い取ってから乾燥機をかけないと
水滴が一晩で白く石灰化してしまい、お掃除が大変です。
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④バルコニーへの掃き出し窓付近

普段バルコニーで外干しされる方にとって
あると便利な場所です。
帰宅後にバルコニーに干した衣類を
クローゼットにしまう前に “とりあえず” かけておく。
急な雨や1日で乾かなかった場合に “避難場所として” かけておく。
真夏、真冬に外へ出て干すのが辛い時に
室内でピンチやハンガーに掛けて一気に外干しする。
そんな使い方もできておすすめです。
余談ですが。
寝室など人目に付かない箇所の物干しだと
ついついそのまま普段から洋服をかけてしまい
クローゼット化しているお宅もあるようです(^^;
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⑤リビングに間続きの畳コーナー、洋室

家事室のスペースの確保が難しい時は、
リビングの空間を一時的に室内物干し部屋として使えます。
さらにリビングとの仕切りとして建具をつければ、
急な来客があっても扉さえ閉めておけば安心して洗濯物を干しておけます。
こちらも脱着式のスポット式を設置して外しておけば、
普段はリビングの一部として違和感はありません。
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⑥2階多目的ホール

2階のホールを利用して常設の物干しスペースに出来ます。
2階なので防犯的に可能ならば
窓を開けて風通しを良くしてあげれば乾きも早くなります。
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⑦廊下

通路を利用して室内物干しスペースにする事もできます。
写真のお宅は、大型クローゼットも設置したので乾いたらそのままIN!
とても便利です。
頻繁に通る場所に設置するのはおすすめしませんが、
昇降式の物干し竿を天井に常設しておけば、
洗濯物を干した後、天井まで竿を上げて乾かせば下を通る事ができます。
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⑧サンルーム

敷地に余裕があればサンルームを検討される方もいます。
太陽の光を浴びて乾きも早くて便利です。
しかし、サンルームと言っても閉めっぱなしだと
乾きは良くありません。
開口の扉は開けて通気を良くするか、
閉めて除湿器を稼働させるかのどちらかは必要になります。
外部コンセントは付けておいた方がいいでしょう。
いかがでしたか?
この様にいろいろなパターンで
お家の中のどこかに室内物干しスペースを確保できれば、
日々の家事を少しでも楽にできるのではないでしょうか?
迷ったらご相談ください。ベストな方法を考えましょう!